大磯町立図書館 内観
AWARD — 受賞報告

「大磯町立図書館」が日本建築学会作品選集 2026 に選定

執筆: 林 悠 (公共設計部 部長) 読了 3 分

2021 年完成の大磯町立図書館が、日本建築学会作品選集 2026 に選定されました。学会誌『建築雑誌』5 月号に掲載されます。当事務所として 4 件目の選定です。

受賞概要

作品名大磯町立図書館
所在神奈川県中郡大磯町
竣工2021 年 9 月
構造・規模木造 2 階建て / 延床 1,820㎡
設計監理いろどり建築設計事務所 (担当: 林悠)
受賞グッドデザイン賞 2021 / 日本建築学会作品選集 2026 選定

選定理由 (学会発表より)

「人口 3 万人の小規模自治体において、地域の杉材を 60% 使用した木造図書館を実現し、設計段階から市民ワークショップを 12 回実施。完成後の滞在時間が前任図書館の 3 倍となり、地域コミュニティの拠点として機能している点を高く評価」 (日本建築学会 発表より抜粋)

本作品の特徴

大磯町立図書館は、人口 3 万人の小規模自治体の中央図書館として、2018 年から設計を開始しました。地域の杉材 (大磯丸太) を可能な限り使用するため、林業組合と直接連携。市民ワークショップを 12 回実施し、利用者の声を設計に反映しました。

結果として、木造 2 階建ての穏やかな佇まいと、3 階建てに見せる吹抜の開放感を両立。学習室・児童室・カフェを動線で連続させることで、利用者の滞在時間が前任図書館の 3 倍 (平均 38 分 → 117 分) となりました。

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学会誌掲載について

『建築雑誌』2026 年 5 月号 (5 月 1 日発売) に、本作品の図面・写真・解説が 6 ページ掲載されます。書店または日本建築学会 (Web) より入手いただけます。

担当からのコメント

「設計開始当時、私は当事務所の入社 4 年目でした。代表 高橋から一任され、12 回の市民ワークショップを通じて、町民の皆様と一緒にプログラムを練り上げていきました。『建築は、住民の声を空間に翻訳する仕事である』ことを学んだプロジェクトです。」 — 林 悠

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