女将のご挨拶

「お客様には、時計を置いていらしていただきたい」 — 私の祖母・三代目女将が、よく口にしていた言葉です。
携帯の鳴らない時間、湯気の立つ朝、お抹茶のお出迎え。当宿が大切にしているのは、「ご滞在の 20 時間を、ご自身に贈る時間にしていただく」こと。一見、何も起きない宿かもしれません。けれど、それこそが、いろどり温泉郷の旅館仕事です。
四代目を継いで 18 年。母から手渡された朝粥の出汁、祖母から教わった布団の敷き方、初代が拓いた源泉。すべてを、これから訪れる皆様にお渡ししたいと願っています。
四代目女将 彩野 智代
三つのこだわり
① 源泉掛け流し、加水・加温・循環なし
毎分 412 リットルの自家源泉を、岩屋の大浴場 / 露天 / 貸切 / 足湯の 4 ヶ所、すべての客室の内湯・露天に、加水・加温・循環なしで掛け流しています。湯使いに一切の妥協がございません。
② 月替わりの季節懐石
板長・古谷 隆 (経歴 32 年) が、地元・山ノ内町の有機農家、信州サーモン養殖場、湯田中の蕎麦打ち職人と毎週やり取り。月替わりで献立を組み、四季それぞれの懐石をお出しします。
③ 女将自ら盛り付ける朝粥
朝食は、女将自ら朝粥のお膳を盛り付け、お部屋の縁側までお運びします。湯気の立つ朝粥、山中卵の出汁巻き、自家製漬物。お部屋の縁側で召し上がっていただくのが、当宿のかたちです。
沿革
| 1924 (大正 13) | 初代 彩野 兵衛、湯田中山ノ宮に「彩野旅館」開業 (本館 8 室) |
|---|---|
| 1957 (昭和 32) | 二代目 彩野 一郎、本館改修・大浴場「岩屋」設置 |
| 1989 (平成 元) | 三代目 彩野 久子 襲名、女将による接客様式を確立 |
| 2008 (平成 20) | 四代目女将 彩野 智代 襲名、「いろどり温泉郷」へ屋号変更 |
| 2014 | 露天付離れ「楓」全 4 棟 増築 |
| 2020 | 庭付スイート「桔梗」改修、海外ゲスト受入体制を強化 |
| 2026 | 露天「山の湯」岩造りリニューアル、創業 102 年 |
事業概要
| 名称 | 株式会社 いろどり温泉郷 (彩野旅館 株式会社) |
|---|---|
| 代表 | 四代目女将 彩野 智代 |
| 創業 | 大正 13 年 (1924) 5 月 |
| 所在地 | 〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町湯田中渋温泉郷 字山ノ宮 1234 |
| 客室 | 全 14 室 (露天付離れ 4 / 庭付スイート 2 / 山側和室 6 / 山景洋室 2) |
| 泉質 | 単純硫黄泉 (低張性弱アルカリ性高温泉) / 完全掛け流し |
| 従業員 | 14 名 (女将 1 / 板長 1 / 料理人 3 / 仲居 6 / 受付 2 / 経理 1) |
| 会員 | 日本旅館協会・日本温泉協会・志賀高原温泉旅館組合 |