藍染・漆・金工・木工 — それぞれ素材は違いますが、私たちが大切にする 7 つの工程は、共通です。
信州の畑・山から、信頼する農家・林業家のもとへ伺い、その年の素材を見極めます。藍は徳島から仕入れる蓼藍、木地は樹齢 80 年の朴・栃。同じ素材は二度と出会えません。
素材を「使える状態」にする工程。藍は灰汁・酵素・水で建てる (発酵に 7 日)。木は半年〜 1 年の天然乾燥。漆は精製・濾過。急がず、待つ。
手で形を起こす工程。陶磁は轆轤、ガラスは宙吹き、織は地機、金工は鎚起。機械は使いません。寸法は決めず、その日の素材の声に合わせて整えます。
乾燥・整え・修正の段階。素材ごとに必要な時間が異なります。木地は 2 週間、藍染は 3 日、陶磁は 1 か月の寝かせ。仕事は手の中ではなく、時間の中にあります。
藍を浸ける、漆を塗り重ねる、刃を打つ、糸を織る — 各素材の核心となる工程。藍は 8 回浸ける、漆は 30 工程塗り重ねる、織は 1 反 6 週間。
磨き・整え直す・微調整。光を当て、手で触れ、五感で確認しながら。「もう一日寝かせる」と判断する勇気が、一番大切な工程です。
最後の検品 + 桐箱仕立て + 由来書 (作家・素材・工程の記録) を同梱。桐箱に入った瞬間、作品ではなく、お客さまのものになります。